平成住宅日誌―平成建設住宅部スタッフブログ―

  • 平成記念美術館ギャラリーからのお知らせ

    Posted on : 2015.09.08

    平成建設世田谷支店 平成記念館ギャラリーより、9月・10月の【展示作家在廊日】についてお知らせします。

    タラセア・木工象嵌 星野 尚の世界(9/7~10/1)

    象嵌とは、一つの素材に別の材をはめ込む技法のこと。金属や貝殻、陶器、そして木材を使った象嵌が有名です。象嵌というと馴染みが薄いものですが、寄木細工が象嵌の一種であるといえば、ぐっと身近に感じられるかと思います。

    現在ギャラリーにて展示している「タラセア」は、スペインで発達した木工象嵌です。
    1cmほどの厚みがある木材を組み合わせ、仕上げにかんな掛けをすることで滑らかな表面に仕上げるタラセア。無着色の木材を組み合わせて制作されるため、約80種類もの樹種を用います。

    世界でも数少ないタラセア技術保持者である星野尚先生が、
    9月21日(月・祝)~24日(木) の4日間、ギャラリーに在廊されます。
    詳しい滞在予定などは、お気軽にギャラリーまでご尋ねください。

    「蟹」 天然の虫食いの跡を生かした象嵌は、木の厚みがあるからこそ。生物の作品もご覧いただけます。

    加賀九谷焼 赤絵細描の美 福島武山展(10/6~27)

    世界中に多くのファンを持つ九谷焼。その中でも「赤絵細描」と呼ばれる様式は、赤の顔料のみを使った非常に繊細な線描に、金彩を施したもの。補色として色絵具を施すこともあります。
    平成記念美術館ギャラリーでは、10月6日より九谷焼・赤絵細描の第一人者である福島武山先生の作品を展示。 10月16日(金)・17日(土) の2日間、武山先生の手による赤絵の実演解説を開催します。
    金曜日は午後一回、土曜日は午前・午後の二回、実演して下さいます。武山先生の超絶技巧を実際にご覧いただける機会ですので、ぜひ皆様お誘いあわせの上、平成建設世田谷支店まで足をお運びください。

    「鳳凰文 陶筥」 0.1mm以下の非常に繊細な筆づかい。この繊細な技術による絵付けを、実演してくださいます。

    各イベントの詳細は、下記リンク先にてご確認ください。

    タラセア・木工象嵌 星野 尚の世界(9/7~10/1)
    加賀九谷焼 赤絵細描の美 福島武山展(10/6~27)