こんにちは!前回に引き続き、設計の矢崎です^^
今回は前回のブログに書きました「あるモノ」の紹介です。
「あまり仰々しくブログに書くとハードル上がるからやめてー。」と大工の石田さんに言われましたが、
あえて仰々しく書かせていただきますよ!!(それくらいボクは感動しました!)
現場に行くと正方形に切り取られた床板(相生杉の無垢材)が作業台の上に。
さて何に使うものでしょうか!?
	
まず正方形の板の端に小さな長方形の浅い切れ込みを入れました。
	
そこにおもむろにスクリュードリルで穴をあけてしまいました!
	
次に切れ込みに沿って慎重に鑿(のみ)を入れていきます。
このときは息を飲み込んで静かに見守るカメラマン矢崎。
とは言いつつ、「ピピッ、カシャ。ピピッ、カシャ。」とシャッターを押し続けていました、すいません。。。
	
・・・そのころ、小屋裏では大工のプリンスこと、高橋 大輔くん (本名) は点検ハッチを
取り付け、黙々と作業中。(↓取り付けた点検ハッチと高橋くん↓)
	
1階に戻ると、正方形の板は裏返され、裏からも長方形の穴を鑿(のみ)で綺麗に削っていきます。
	
綺麗に穴をあけ終わると、どこかでよく見る金具が出てきました!
ここで勘の良い方ならもうわかりましたか??
	
先ほどまで彫っていた穴に金具がピッタリはめ込まれました!!
	
そうです!この床の穴(床下点検口)の蓋を作っていたのです!!
	
もちろん、すっぽりときれいに蓋ははめ込まれ、「おぉ!パチパチパチ!」
しかし「きれいな寸法で納まりましたね。」というような簡単な話ではないんですよ☆実はコレ!!
下の写真をよく御覧下さい。。。
さて、おわかりいただけましたでしょうか・・・?
	
いかがでしょうか!?
蓋の部分と周りの床の部分、相生杉の木目が繋がっているのがわかりましたか!?
	
実はコレ、もともと同じ一枚の板だったのです!!
ということは、加工の失敗は許されない大事な床材!!
以前床材を張る時、床下点検口の位置を決め、この蓋の部分が周りと木目が繋がるように
計算され、カットしたものを大事に保管してあったのです!!
粋なコトをするじゃないですか☆
ブログを書きながら改めて感動してしまいましたwwwww
ではまた♪