様々な工法・重量木骨の家/SE構法

重量木骨の家/SE構法

SE構法(重量木骨の家)は、今まで木造では不可能とされてきた大開口・大間口を実現し、更には3階建建築までを可能にした、木造最強性能を誇る新しい建築方法です。 内装と骨組みを分けられるスケルトン&インフィル構造が特徴で、建築後にも大規模な改築が可能です。

  • 木造最強性能を誇る新技術

    • 強靭な集成材

      SE構法(重量木骨の家)は建築業界で初めて、軒高12mの木造戸建の建築許可を取得し、実質3階建ての建築が可能になりました。
      強度計算を元に造られる集成材は徹底的に乾燥させることによって反りや歪みを防止し、木材の良い場所だけを積層することで、均一で強い強度を誇る建材です。 鉄骨のように錆びることなく、塩分や湿気にも強いため、建築場所を選ばず活躍する他、コンクリートよりも軽量なので地震時に基礎にかかる負荷も軽くします。 工場で生産されるため、品質に差が生じず、安定した供給が望めるのも特徴です。

      強靭な集成材
    • 高い耐久性を持つオリジナルSE金物

      SE金物には剛性(曲げる力に対して変化しにくい性質)があるので、 このSE金物を使用した接合部は力を柔軟に受け止める「半剛接合」となり、外的な力に対して強い抵抗力を持ちます。 震災時に家屋の構造は土台で破壊される可能性が高いため、柱脚には専用の金物を使用。 この柱脚用のSE金物は建物と耐震基礎を強固に結合し、柱脚の引っ張りにも高い実力を発揮します。 また、SE金物を使うことで柱や梁を大きく傷つけることなく木材を接合することができるため断面欠損が起こりにくくなります。

      SE金物
    • 大規模建築物と同等の精密な構造計算

      SE構法(重量木骨の家)は更に、大規模建築物と同様の応力解析による構造計算をしており、 風、地震、積雪などの自然災害についてもシミュレーションしています。 そしてその精度の高い構造計算の結果から、木造の大開口・大間口でも安全であると保障されています。

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  • 木造でも大開口・大間口が可能な理由

    • SE構法(重量木骨の家)は特殊な金物と堅強な集成材によって、主に骨組みで家の重量を支える仕組み。 通常の木造建築方法よりも筋交いや耐力壁が少なくてすむため、1階に大きな開口や柱のない大空間を作ることができます。

      木材が持つ調湿作用という機能は、湿度が高い時には水分を吸収し、乾燥している時には水分を放出することで室内の湿度を一定に保つ働きをします。 更に木材は断熱性に優れ、保温効果も高いことが知られています。 そして意外な事に木は燃えにくく、 「耐火建材」としても認定されています。
      SE構法は、このような木材の持つ良い点を生かしながら、耐久性・耐震性に優れた強い家づくりを可能にします。

      SE構法
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  • 建築後に大規模な補修・改築が可能

    • SE工法(重量木骨の家)が採用している「スケルトン・インフィル構造」とは、建物を「スケルトン(構造材)」と「インフィル(内装・設備)」に分けて設計する考え方です。
      建築後の改装を考えた時、インフィル部分の改装は比較的自由にできますが、建物の骨組みであるスケルトン(構造材)部分の変更は、耐震性能の著しい劣化を招く危険性があるので注意が必要です。

      通常の木造建築物は、部屋を区切る間仕切り壁も「スケルトン」の一部として設計されている事が多いのですが、筋交いや耐力壁に頼らず、構造フレームによって建物の強度を保つSE構法ならば、間仕切り壁を「インフィル」として設計する事ができます。
      これにより、建築後の改装で間仕切り壁を自由に変化させることが可能になり、建築後、10年、30年経った時のライフスタイルの変化に、建物自体が柔軟に対応することができます。

      スケルトンインフィル構造
    建築後の大規模なリフォームが可能
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