case.10 静岡県三島市 I様邸
定年後のセカンドライフは、眺望の良い場所で、野菜づくりやガーデニングを楽しみたいというのがお客様のご希望。 広い土地なので2階建でも十分な広さを確保する事ができましたが、 敢えてそれぞれの階の床面積を小さくして3階建にすることで、ご希望の1つである最上級の眺望が楽しめる住宅になりました。 室内は自然素材にこだわり、部分的に用いた間接照明が落ち着いた雰囲気を演出しています。 SE構法を採用した、木造の3階建住宅です。
眺望の良さを活かすため、リビング、ダイニング、キッチンは最上階の3階に配置しました。
パントリー(食料庫)やカウンター下の収納、フルフラットシステムキッチンのリビング側の収納など、
雑多にならないように大容量の収納スペースを確保しています。
キッチン側の窓からは富士山がくっきりと。静岡県ならではの景観です。
3階にはLDKの他に、和室もあります。
せっかくの眺めを邪魔しないよう、和室には床下収納を設けて収納スペースを確保。
床下の間接照明が床材を優しく照らします。
和室の障子を閉めたところ。無垢の木材と和紙を通した明かりが、安らぎの空間を生みます。
伝統的な素材を使いながらも、古臭さを感じさせないつくりに。
背丈よりも高さのある透明ガラスの窓から見る風景は、壮観のひとこと。キッチン側からは富士山を、リビング側からは駿河湾を一望する事ができます。
LDKは3階にありますが、将来のことを考え、後からエレベーターを設置できるよう計画もしてあります。
リビングの床は相生杉(あいおいすぎ)、天井はレッドパインを使用。
壁には天然素材のルナファーザーとホタテパウダーを使用しています。
SE構法ならではの大空間、大間口の窓。
1階和室は、グリーンの壁と間接照明よって落ち着いた空間になりました。
吊押入の下部にサクラの床板を敷き、間接照明を設置することで、和室のワンポイントになるよう設計しました。
素材について。
LDKには相生杉(あいおいすぎ)を、主寝室の床にはパーチ(樺)を、ホール・2階洋室にはレッドパイン浮造りを、お母様の寝室には桐のフローリングを使用しています。
写真はお客様こだわりの桐のフローリング。桐はとても柔らかい木なので、傷がつきやすいのですが、柔らかいからこそ味わえる温かみのある質感が、とても魅力的です。
リビングからの眺め。
高台にある住宅地の、更に頂上近くにある3階建住宅という立地条件が可能にした、素晴らしい眺望です。