平成住宅日誌―平成建設住宅部スタッフブログ―

  • プラスターボード

    Posted on : 2009.09.07

    現場監督Hです。

    今回は、内装下地材のプラスターボードを紹介します。

    クロスや塗り壁、塗装などの仕上げの下地となります。

    プラスターボードと一口で言っても、いろいろな種類があります。

    色が違います。

    この写真の中に、4種類のプラスターボードが使用されています。

    黄色っぽいのは、普通プラスターボード。

    緑色は耐水プラスターボード。水廻りや、湿気の来そうな部分に使います。

    壁と天井で厚みも違います。

    その他にも、強化プラスターボード(石膏のなかにガラス繊維が入っています。)

    これは、法的に必要とされ使用することがあります。

    硬質プラスターボード(密度がたかく、ものすごく重いです。)

    音の緩和のために、木造住宅の床に敷いたりします。

    さらに、鉛の貼ってあるプラスターボードもあります。

    銀色に光っています。レントゲン室などに使用します。

    まだまだ種類はありますが、これぐらいにしておきます。

    いろいろと使い分け、必要な部分に必要な材料を使う。

    仕上がってしまうと、まったく見えなくなってしまうからこそ注意する。

    同じように出来上がっても、見えない部分が違えば別の建物になります。

    より良い建物とは、そういうところをさす言葉だと私は思います。

  • 棟換気

    Posted on : 2009.08.04

    現場監督Hです。

    今回は、棟換気(むねかんき)についてです。

    あまり聞きなれない言葉だと思います。

    何を換気するかというと、屋根面に通気層を作り、

    空気の流れを作り、その空気を排気します。

    外壁面の通気層というのは、現在では当然のことになっていますが、

    それと同じことを屋根で行います。

    (屋根の一番高いところについています。)

    どのような効果があるのか?

    それは、夏場の陽射しで、屋根はかなりの熱を受けます。

    その熱で暖められた空気が、通気層の中で上昇気流をおこし、

    換気棟から排出されます。そして、新しい空気が入ってきます。

    その空気の循環が、室内に伝わる熱を和らげてくれるのです。

    工事中に屋根に上がって、換気棟に手をかざしてみると、

    ものすごい勢いで空気が出ています。

    これを確認することにより、通気層がしっかり施工されていると実感できます。

    より良い室内環境を創るために効果的だと思います。

    写真に写っている、屋根に何個か付いている金物は、

    換気棟には関係ありません。

    太陽光発電のパネルを受ける金物です。

    これについては、また今度にします。

  • 請求書

    Posted on : 2009.07.31

    現場監督Hです。

    今日は、監督のデスクワークについてです。

    現場監督の仕事の中で、最も大切な仕事のひとつである、

    お金(現場の予算)の管理です。

    限られた予算のなかで、いかに良い建物を創り上げるか。

    無駄をなくし、効率を上げて、段取りを良くして、無駄な支出を抑える。

    監督の醍醐味であり、腕の見せ所です。

    裏を返せば、一番怖い仕事でもあります。

    毎月、請求書のチェックをするときは、帰りが遅くなってしまいます。

    請求書の束

    予算と支出を、照らし合わせる作業でもあるので、神経を使います。

    今月も、なんとかチェックが終わりました。

    いい時間になってしまいました。

  • ブログ開始と建て方

    Posted on : 2009.07.24

    はじめまして、監督Hです。

    このブログがスタートして、けっこうな日々が流れてしまいました。

    完全に乗り遅れてしまいました。

    これからは、がんばって定期的に更新するよう心がけます。

    自分は、文章を書くのあまり得意ではないので、写真に一言添えるようなかたちで、

    現場のことを、紹介していきたいと思います。

    今回の写真は、建て方です。

    建て方開始直後です。 天気に恵まれて ホッとしました。

    現場監督は天気に敏感です。

    翌日の天気を聞けば、みんな答えられます。

    全景がみえてきました。

    建物は、仕上がってからは、当然きれいなのですが、

    建て方直後の、構造躯体のみの姿も、とてもきれいです。

    平成建設では、同じ建物は建てないので、毎現場ごと違う表情を

    見せてくれます。

    この姿を眺めるのが、現場監督の楽しみのひとつです。

    これから、いろいろと紹介していきますので、

    たまに見に来てきて下さい。