本日は、先日掲載した土の種類について各々説明してみます。
土の種類が、その粒の大きさに依って区分される事は、前回でお分かりになったと思います。今回は、もう少し各々の土について書いて見ます。
1、礫:粒の粒子が2mm以上の砕屑物(さいせつぶつ)の事。砂よりも大きい。礫は粒子 の大きさによってさらに細分されている。
A:巨礫 径が256mmより大きいもの。
B:大礫 径が64~256mmのもの。
C:中礫 径が4~64mmのもの。
D:細暦 径が2~4mmのもの。
2、砂:岩石が風化・浸食・運搬され生じた砕屑物(砕屑性堆積物)、または、岩石が人工的に破砕された砕屑物、及び、珊瑚・貝殻などの破砕物をその粒子の粒径で分離したものの一つ。粒径が1/16mm~2mmのものを言う。
粒径によって分類される事も有る。
A:極細粒砂 62.5μm~125μm
B:細粒砂 125μm~250μm
C:中粒砂 250μm~500μm
D:粗粒砂 0.5mm~1mm
E:極粗粒砂 1mm~2mm
3、シルト:砂よりも小さく粘土より粗い砕屑物。
地質学上では、泥(粒径が1/16mm以下のもの)の中で、砂(粒径2mm~1/16mm)より小さく粘土(粒径が1/256mm以下)の少し粒が大きく粗いもの(粒径1/16mm~1/256mm)をシルトと呼ぶ。
4、粘土:非常に細かい粒子で出来た堆積物のこと。土質力学の統一分類法においては、粒径(粒の大きさ)が5μm以下の土とされる。これより大きいものは、シルトと呼ぶ。
上記の他に、前回もふれている特殊土層が有る。代表的な2つについて説明すると、下記の様になる。
1、有機質土
一般に、腐食土層と俗称される地層は、水性植物などの有機物が分解して土壌と
混じり合ってできた暗褐色の土のことで、土質分類上は有機質土に区別される。有
機質土は一般に含水比が高く、小さな荷重に対しても圧縮性が非常に高い為、沈
下に対する充分な注意が必要で有る。また、セメントを主剤とする表層改良、柱状
改良の場合、セメントの固化不良となる為特に注意が必要で有る。
2、火山性堆積土
①ローム
ロームは、粘土分の含有量が多く、火山灰質粘性土として扱われる。代表とされ
される関東ローム層は、富士火山や箱根火山から供給された火山灰を主とする地
層で有る。関東ロームは不飽和であり、土の粒子が細かいわりには透水性が良い
。また、多孔質にもかかわらず粒子間の結合力は強く、しっかりとした地盤を形成
している。ただし、いったん土の構造が乱されると、土の強度は著しく低下し、水が
加わると、さらに軟弱となる特徴があるので注意が必要である。
愛鷹ロームも関東ロームと同様に富士火山、箱根火山からの火山灰が愛鷹山の山
麓斜面に堆積し、粘土化した地層です。おおよそ10万年前以降に堆積した地層と考
えられており、その厚さは10~20mになります。
②黒ボク
ロームを覆う表層の黒い土は黒ボクと呼ばれ。黒ボクはロームが腐食化する過程で生成されたものである。乱した時の強度低下はロームより大きく、小規模建築物の基礎の底面が黒ボクとなる場合は、地業工事において過度の転圧によりかえって支持力を低下させることがある。
長くなりますので今回はこれまでとします。次回は、地形、地質を把握する為の資料についてお話したいと思います。
蒸し暑い日が続いています。皆さん、お体に十分注意して梅雨?を乗り切りましょう!
ひろみです。本日現場監理に行ってきました。
目的、電気屋さんと打ち合わせ!
当初の設計から、キッチンと2階リビングの天井を変更した為、スイッチや照明計画も変更していただく為。
そして、図面に表現でききれないことを、現場にて確認。
家は、長く使っていただく物、使い安くしたいですね!
やっぱり、現場での確認が一番ですね!
そして、本日、女性大工さんが、桐のフローリングを張っていました。
とっても、頼もしい!
桐は、とっても柔らかく、肌触りがとっても良い。 素足にはたまりませんね!
でも難点は、傷が付き安い (-_-;)
そこの処、ご理解いただき使用させていただきました。
フローリングも、色々あります。 用途、目的、場所を選んで選定してください。
こんにちは、ここのところ住宅の設計が多い角谷(かどたに)です。
最近特に私は仕事とプライベートの境界があいまいです。
休みもあまり多くないのですが、休みの日には出かけても、いい建物があるとじろじろ見た上に写真をとって寸法を測ったりしてしまう。
帰りに本屋によって建築関係の本を見てしまう。夜は気になっていたプランを考えてしまう。TVや映画を見てもその中に移っている建物や、内装に目が行ってしまい、それについて独り言を言ってしまう。
寝るとプランを夢で考えていたりして・・・
実は女房も住宅関係の仕事をしているので、仕事から帰ってからの夫婦の会話も建築関係の事になってしまう・・・等々
基本的に私は物づくり(建築の設計)が好きなので、これはこれで幸せな事かもしれないですね。
けれども、行き詰った時また迷っている時に何かを見出すためには自然との対話が一番です。そこには直接的な答えはないのですが、そこで何かを感じる事は、人の生活になくてはならない、すごく重要な事が秘められてると思います。
先日近くの海で普通のデジカメで取った写真を紹介します。
西伊豆の海はきれいで、夏に海に潜る(すもぐりです)ことは最も手軽で時間も掛らないのでおすすめです。
設計部のひろみです。主に住宅を担当させていただいております。
そして本日、契約をさせていただきました。
図面の説明はもちろんの事、約款の説明や住宅瑕疵担保責任保険の説明と、図面を書いたり現場に出ること以外にもいろいろあります。
最近義務になった、瑕疵担保保険。
瑕疵があってはいけないし、当社が無くなってもいけないのですが、お客様を守る為に、大切なことです。
保険に入ると、保険の検査で3回 建築検査で2回、合計5回の検査を受けます。
お客様に安心して、お引き渡し出来るよう頑張って行きたいと思っております。
初めまして!住宅部で設計を担当しています半田と申します。学校を卒業し建築業界に入って早30年経ってしまいました。その殆どの時間を木造住宅と共に過ごして来ました。
一言に木造住宅と言ってもこの数十年間での変わり様は、目を見張る物が有ります。我武者羅にそれのついて行くのが精一杯で後ろを振り向く余裕さえ有りませんでした。それが、ある日突然ちょっと後ろを振り向いた時に、”これで良かったのかな?”と思ったところから、今の私が有ります。
これから、木造の構造について簡単にお話して行きたいと思います。(奥が深いので、いまでも勉強を続けています!)また、今年で3年目になる、静岡建築士会主催の木造塾に参加して、何か皆様に情報となる様な事が有りましたら、随時書かせて頂きたいと思います。
私事ですが、趣味でアマチュア無線をもう40年もやってます。無線関係のご趣味の方で住宅を計画されている方がいらっしゃいましたら、是非、ご相談下さい。
それでは、次回から少しずつ構造のお話しをさせて頂きます。
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