住宅部設計の半田です。ここ数日びっくりするくらい過ごしやすい日が続いていますね!
さて、本日は土と地盤の作られ方についてです。地盤の作られ方には、下記のようなケースが有ります。
1、堆積地盤
火山岩や堆積岩が物理的・化学的な風化により砕かれ、比較的粒径の大きな風化土(レキ・砂)となり、これが低地に運ばれてレキ・砂・粘性土からなるさまざまな地を構成する。
2、火山性地盤
火山からの噴出物が堆積した地盤 ・火山灰(粒子は細かい粘性土):関東ローム
・シラス(粒子は粗い粒状体)
3、植物性地盤
植物が堆積した地盤
・腐植土(分解の進んだ土):田畑の黒土
・泥炭(分解の進んでいない土):ビート
4、動物の死骸が石灰化し、堆積した地盤
5、廃棄物
上記を纏めると図-2の様になります。
3、の腐植土については、エリア想定されているマップも有り注意が必要です。腐植土の場合、仮に表層改良、柱状改良をした場合セメントが固まらず十分な強度が期待出来ないからです。
それでは、次回は土の種類と基本的な性質の話をし、次々回からは地盤調査の話に入って行きます。
住宅部設計の半田です。ここの所のお天気で休み明けにやっと測量を1件完了する事が出来ました。先週の予定でしたが、妙な天気が続いたのと盆休みで1週間ずれてしまいました。新入社員の井口さん、暑い中大変ご苦労様でした!
前回までの2回が少々専門的になりすぎてこのまま行くと判りにくくなりそうでしたので、心機一転図解入りのお話に変更して行きます。前回の話の元は、日本建築学会の資料でして一昨年東京で講習が有った時の物でした。これからの資料は、今まで私が受けてきた講習会の中で案外とっつき易かった物を使用します。
まずは、土のさまざまな性質を図で簡単に描きますと図ー1の様になります。
言葉で書きますと次の様に整理できます。
1)力学的性質:強度特性、変形特性、圧密特性、透水性、動的特性、液
状化強さ
2)物理的性質:粒度特性、土粒子密度、間隙比、含水比、液性限界、塑
性限界
3)科学的性質:粒の成分、PH
やはり、言葉で書くと難しくなりますね!ホント!
土は、さまざまな顔(性質)持っており、時々に応じてその顔色を変えます。時には、見方(抵抗力)となったり、時には敵(外力)となったりします。その扱いを間違うと、構造物の傾斜、転倒、沈下、土砂崩れ、土壌・地下水汚染など、人々の生活や構造物に大きな被害をもたらす事になります。建設工事に際しては、土の性質を良く知り、慎重に扱う必要が有ります。
長年何も起きなかったからこの土地は大丈夫とか、分譲地などで隣地や対面の土地の地盤が良かったからと言うだけで、大丈夫という判断は少々危険です。その土地の成り立ちを調べると共に、やはり地盤調査をする事が大切です。逆に地盤調査の数値だけで判断し、土地の成り立ちや土の性質を無視する事もまた、危険です。
次は、土の種類と基本的な性質と土の構成と構造を図を使ってお話します。何か、夏休みの自由研究をしている様な気分の半田でした!
設計の池上です。
住まいの設計(扶桑社)に 私が設計をしたO様邸が掲載されました!しかも6ページも!
タイトルは7月号別冊の「ちょっとプレミアムな理想の家づくり物語」です。先月までは店頭にも並んでいたのですが、もう置いて無いかもしれません。会社にはいくつかありますので見たい方は声をかけて下さい。7層スキップフロアのすてきな住宅です。
これからも沢山すてきな住宅が設計できるよう、がんばります。
こんにちは、ひろみです。今日は、地盤調査の立ち合いに行ってきました。
住宅の場合 当社では、主にスウェーデン式サウンディング試験を行っております。
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、スウェーデン式サウンディング試験とは、SS試験とも言い、スウェーデン国有鉄道が不良路盤の実態調査として採用し、その後スカンジナビア諸国で広く普及した調査を、建設省が堤防の地盤調査として導入したのが始まりです。1976年にはJIS規格に制定され、現在では戸建住宅向けの地盤調査のほとんどがスウェーデン式サウンディング試験によって実施されるに至っています。
ロッドの先端にスクリューポイントと呼ばれる円錐形のきりを取り付け、地面に突き立て、おもりを乗せて沈み具合を測定する。沈みが見られない場合は、上部に取り付けてあるハンドルを回転させ、25cmごとに何回転したかを計測する。回転数が多いと地盤が弱いと見ます。
そして、当社では、建物の四隅の角とほぼ真ん中 、5ケ所行います。
この試験の結果と以前、土質で説明しました土質を考慮して、地盤補強を決定します。
建物をのせる、地盤が悪いとせっかく頑丈な家を建てても不安ですよね !
さ~これから、工事が始まります。頑張らなければ・・・・・
住宅部設計の半田です。
2回続けて文字のみで書いて見ましたが、後で自分で読み返してみても少々解りにくいかなと思いましたので、図を集めて見ることにしました。揃うまでちょと一息コーヒーブレイクです。
初めに私の趣味がアマチュア無線と書きましたが、現在の私の部屋の紹介をしましょう。 下の機器で全世界大抵のアマチュア無線家の方と話が出来ます。ここ数年は、設備の整備に追われ、余り電波を出す事も有りませんでしたが、ぼちぼち活動を本格的に再開したいと考えています。
家を建替えたり新築する際に機器類や、アンテナタワーと言われる鉄塔を建てられる方が多く、最近では、富士で多分この辺りで一番高価なタワーが建ちました。私のところも20年来の夢で有ったアンテナを一昨年上げて現在もぼちぼちと調整に励んでいます。おかげで高いところに登ったり、足場を登るのが上手くなり、現場に行った時には、その成果が現れます。年のわりには、若い人より身軽です。
それでは、次回は今までの土の話を図を使って再度説明します。
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