case.67 静岡県沼津市 K様邸
大開口空間を実現した平屋造りのお住まいです。 計画地に充分な広さがあったため、平屋造りとし、かつ必要な諸室を一番適した場所に散りばめていくという、贅沢なプランをご提案させて頂きました。 天然素材をふんだんに使い、お庭の樹木とも調和させました。施主様のお人柄に相応しい、優しく心地良い住宅ができたと思います。
堂々とした平屋造りに相応しい、広い玄関。式台と手すりを設置し、昇降しやすくしています。
手すりは当社大工が天然木になぐり加工をした、オリジナルの一品です。
屋内は開放感を感じて頂けるよう、棟木を露出させて欄間にガラスをはめ込み、それぞれの空間を繋ぐ演出をしています。
壁は天然素材の塗り壁を採用。
日本庭園に面したリビングには、施主様のご希望で堀炬燵を設けました。
画像左に見える蓄熱暖房機が、このリビングと、隣接するダイニングキッチン両方を暖めます。
LDKの床には相生杉の無垢材を使用。蓄熱暖房機と相生杉の足触りの柔らかさで、床暖房が入っていると勘違いするほどの温かさです。
リビングの一角に設けられたパソコンスペース。
本棚を設置することで独立したスペースになりました。
上部梁の部分にはガラスがはめ込まれているため、暖められた空気は外へと漏れません。
ダイニングキッチンは家の中央に配置してあり、程よい距離感のリビング、窓ガラス越しの寝室、ガラスの欄間を通しての玄関・洗面所と、家のほぼ全体の様子が分かります。
照明は、シーリングファンと一体となったタイプを採用しました。リビングの蓄熱暖房機が暖めた空気は、シーリングファンによって循環し、LDK全体を暖めます。
広々としたトイレは、鏡、タイル、ボウル、照明などをトータルでご提案しました。
ガレージに隣接した趣味室。施主様のご趣味の一つである自転車の整備を行うため、床はコンクリート造りになっています。
この趣味室を通ることで、ガレージから外を通らずに室内に入る事も可能です。
照明は固定のものではなく、自由に動かせるライティングレールを採用しました。
ウッドデッキに面した和風庭園には、蹲(つくばい)・手水鉢が配置されています。
市松模様に植えられた玉竜(タマリュウ)が、モダンな印象です。
- case.17 坪庭と栃のテーブルがある家
- case.22 むくり屋根の家