case.54 静岡県富士市 D様邸
「石壁の、半円形のリビング」が施主様の最大のこだわりでした。白を基調とした室内、石壁の外観共に、ロマンチックなお住まいです。 建て替え物件でしたので懐かしい思い出と共に、以前のお住まいの建具を一部再活用しています。太陽光発電、オール電化を採用した省エネ住宅です。
大容量のシュークローゼットを併設した玄関。
廊下から直接出る事ができるので便利です。
内側の引き戸を閉めておけば、来客時に収納部を見せずに済みます。
床の石畳は外観に合わせて、ポーチから連続しています。
施主様こだわりの、曲線を描くリビングです。壁が円状であるため横幅のある窓は設けず、縦長の窓をシンメントリに配置しました。天井は緩やかな勾配を描いています。
設計段階で現場監督より、「折角なので垂木を露出させた方が映えるのでは?」と提案があり、施主様にご提案させて頂きました。
和室はリビングダイニングとキッチンの双方と繋がっています。
写真中央の仕切りに収まるよう、建具一枚ずつの幅を調整しました。
全てが繋がった大空間として活用することも、建具を引き出して独立した部屋にすることも可能です。
欄間は落とし掛け、ガラス障子は棚として、以前のお住まいの建具も再活用。
新しいお住まいの中にも、かつての思い出が残ります。
ゆったりとした洗面脱衣所。
洗面台の向かいにはベンチを設置しています。ちょっと休憩したい時に座ったり、脱衣カゴ等を置いたりと、便利に活用できます。
家事動線を考え、脱衣室とキッチンを繋ぐレイアウトとしました。