case.68 静岡県静岡市駿河区 I様邸
「友人やお客様が集まる1階は、広々とした空間にしたい」というのが、お施主様の第一のご希望でした。 施主様との打ち合せでお好きなテイストを段々把握できたので、それを踏まえて様々なご提案をさせて頂きました。 テーブルやカウンターにはこだわりの古材を使用する傍ら、面積の広い床にはオークの三層材を使用し、レトロな雰囲気を損なわずにコストダウンを図っています。
観音開きの玄関扉を開けると、様々な用途に使える4.5帖の土間空間が広がります。
お客様をお迎えするチェアは施主様の買い求められた家具の一つです。
土間とリビングがひと続きになる開放的なデザインですが、冷気・暖気を逃さないよう、製作ガラス戸で二つの空間を仕切れるようにしています。 構造上筋かいが必要な箇所には、意匠性を高めるため、鋼製ブレースを採用。
天井をできる限り高くし、構造材である梁を見せる事でダイナミックな印象としたLDK。 階段の手前にに木製の扉を付けることで、パブリックスペースとプライベートスペースの境界を明確にしています。
施主様のお好きなアメリカン・ビンテージの小物が散りばめられたリビングは「集いの間(つどいのま)」。
沢山のお客様とご一緒に、楽しい時間を過ごすスペースです。
スイッチやコンセントも施主様こだわりの品。
また、LDKの壁・天井は、自然素材の"呼吸する塗り壁"で仕上げています。
カウンターの天板に使用したのは、工事現場の足場として長年使われていた板を、洗浄・塗装した一点もの。
材木屋で施主様と一緒に、一枚一枚見比べて選びました。
施主様が買い求められたペンダントライトの光を受け、なめらかな飴色に輝きます。
キッチンは施主様こだわりのオールステンレス製です。
リビングからも見えるキッチンの背面には、おしゃれなシェルフを取りつけ"見せる収納"を。
生活感が出てしまうパントリーや家電類は死角に配置し、リビングからは見えないように配慮しています。
間仕切りがない2階フロアは、屋根の勾配を活かした吹き抜け天井により、開放感のある空間に。 お子様が成長された時に部屋を二つに仕切れるよう、窓の位置や配線、ウォークインクローゼットの位置を計画しています。
多趣味なご主人のために、9.7帖の広々とした小屋裏収納を作りました。
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