case.38 静岡県静岡市清水区 M様邸
縦に長く、すぐ両脇が住宅という土地を最大限に活かせるよう、様々な工夫をした住まいです。 長い時間を過ごすリビングは眺めの良い二階に、ゆっくりと過ごすプライベートスペースは一階に配置しました。 また、二階のウッドデッキは、敷地の関係で断念した庭の代わりとして、様々な用途に活用して頂けます。
玄関を入るとすぐ、和室に上がる事ができます。
式台や下駄箱のカウンターには施主様が材木店で選ばれた無垢材を使用し、雰囲気のある玄関に仕上がりました。
天井は施主様こだわりの、厚さ30ミリに及ぶ相生杉の無垢材。その厚みを活かし、二階の床板を、そのまま一階の天井に仕上げました。
階段・階段脇の木格子も大工の手作りです。
階段は暗くならないよう、明かり取りからの光を導くようにデザインしました。
2階に配置した、生活の中心となるリビング。勾配天井とすることで高さが出るため、広々とした印象が強まります。
構造体に使用した、施主様こだわりのオビ赤杉の柱や梁を化粧で現し、美しい木目と清々しい木の香りを、同時に楽しめる住まいとしました。
オビ赤杉の太鼓梁が目を引きます。
子供部屋も勾配天井を活かし、開放感のある空間に。
部屋上部のトップライトから光が差し込むため、とても明るい部屋になりました。
無垢材を使用するだけではなく、内装にホタテを原料とした壁材や植物性の塗料を使用するなど、徹底的に自然素材にこだわっています。