case.40 静岡県駿東郡清水町 I様邸
住宅の中心にあるパティオが、明るい日差しを呼び込む住まいです。 思い出深い住まいの建替えということで、建具・床柱・欄間を再利用し、新しさの中にも懐かしさを感じられるようにしました。 庭は施主様のご希望により、以前のまま残しています。通り抜けできる家族専用シューズクローク、扉で隠す事のできるキッチンなど、来客が多い住まいならではの工夫を随所に施しています。 ご家族とお客様の動線を別にすることで、双方にとって居心地の良い住まいとなりました。
建物は新しくなりましたが、家の中から眺める庭は、以前と変わらぬ懐かしい風景です。 工事中は植栽が痛まないよう、細心の注意を払いました。
以前の住まいに使われていた屋根瓦を、お庭のアクセントに敷き詰めています。
玄関は北側にありますが、上部の吹き抜けと奥に見える中庭から光が差し込む、とても明るい空間となりました。
シューズクロークに目隠しの扉を設置したり、姿見の一部は写真のようにベンチになるなど、小さな工夫をあちこちに凝らしています。
中庭と外庭に面したリビング。双方の庭から通風、採光ができるため、開放感のある快適な部屋になりました。
また、テレビ台の裏には、様々なものを収納できるスペースが設けられています。
リビングと繋がるダイニングには、水廻りを隠すための引き出し式扉があるため、急な来客があっても安心です。
奥に見える小上がりの和室は、ロールスクリーンで仕切る事で客間としても使用できます。
かつての住まいで使われていた思い出深いパーツが、住宅のあちこちに配置されています。
以前障子として使っていた建具は、再利用して収納に生まれ変わりました。
天井装飾、欄間、化粧柱も以前のお住まいのものを再活用しています。
建物の中心に当たるパティオ。
大きなガラス越しに、玄関ホール、キッチン、リビングへと光を導きます。