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case.70 静岡県駿東郡清水町 Ｍ様邸
施主様のご希望は和風の建築でしたが、周囲の環境やご家族構成を考慮し、近代和風の「和モダン」デザインを提案させて頂きました。 床板・柱は黒に近い焦茶に、天井・壁はそれに映える白を採用し、古民家風のデザインでまとめました。 お住まいのレイアウトには、広い室内物干し場や沢山の収納スペースといった施主様のご希望を取り入れつつ、光と風の通り道も確保しています。
折り上げ天井のラインが、正面の壁までつながるエントランス。天井の照明はモダンな雰囲気に合わせて選びました。
エントランスには大収納のウォークインシューズクローゼットを併設しています。
床板と柱は相生杉と檜に塗装を施し、古民家風に。ダイニングの壁際にカウンターがあるため、視線を遮る格子を設けました。
施主様は広い空間をご希望だったので、キッチン・リビング・ダイニングは一間繋ぎに。更に襖を開けることで和室も繋がり、開放感のある大空間となりました。
大空間を実現するため、ダイニングとリビングの間に筋かいを設けずに構造設計をしています。
北面に当たるキッチンの壁に窓を設け、リビング側と南北をつなぐ風の通り道を作りました。
施主様こだわりの和室。市松模様に並べた縁なし畳と浮かし床で、和モダンな雰囲気を演出します。
壁面に窓を設けることができなかった階段は、天井部分に開閉式のトップライトを設け、採光と通風を確保。
南北方向からの風がトップライトから抜けるように設計することで、住まいの真ん中に風の通り道を作りました。
外出時にも安心して洗濯物が干せる、室内物干し場。
バルコニーに繋がる扉もあるので、急な雨の時にも重宝します。
壁面には使い勝手の良い、家事カウンターを設置しました。
長細い子供部屋は将来二つに仕切る事が出来るよう、扉や窓の配置を工夫しています。
- case.50 黒が映える古風な和住宅
- case.55 シックモダンな黒畳の家
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