case.25 静岡県駿東郡長泉町 T様邸
交差点のある大通りに面しているため、最初から外観のイメージを重視し、一部に格子を取り入れることで建物外部がすっきり見えるデザインにしました。
信号待ちの車からの視線をさえぎる目的と、屋上から富士山の眺めを楽しむバルコニーの機能を併せ持つ、ファサードデザインです。
片流れの屋根は、東側からの光を取り入れると共に、なるべく西側の住宅に影を落とさないように配慮しています。
ニチハ株式会社主催「わが家のかべ自慢コンテスト 2009」大賞受賞
建物外観。
自然(木)と建物、そして機能が共存することで完成するようなデザインを目指しました。
家の外には車以外に自転車や三輪車などの置場が必要でしたが、建物に面した道が絶えず渋滞しているため、車内からの視線を遮る目的で、目隠しを兼ねた収納スペースを玄関正面に計画しました。
玄関を開けた時も、室内が見えないようになっています。
片流れの屋根を活かしたLDKにはロフトが設けてあり、このように階下を見下ろす事ができます。
住宅密集地でも朝日が多く入るよう、東側上部に大きな窓を設け(三角形の窓の部分)明るく気持ちの良いリビングにしました。
リビングは、丸いドーナツ状の照明や、沢山並べた間接照明など、照明計画にもこだわっています。
右手に見えるのはウッドデッキ。
2階リビングでも庭のように外部空間と繋がるよう、ウッドデッキ(木樹脂)とリビングの床の高さを合わせています。
2階のリビングに隣接したバルコニーは、目隠しを高い場所まで設けて風景を遮り、透明な耐火ガラス一枚で仕切ることで「リビング」と「バルコニー」の境界線を希薄にしました。
バルコニーは2m×2mという大きさですが、リビングから連続した空間なので、とても広く感じられます。
ルーフバルコニーからは、晴れている時ならば富士山を見ることができます。
ご家族皆様の記念手形。住まいが完成した日は、ご家族にとって大切な記念日です。