case.80 静岡県伊豆の国市 B様邸
シックな和モダンの家を希望されていた施主様。外観の黒壁に合わせて、1階の床は相生杉をダークブラウンに塗装。 更にアンティークの建具や使い込まれた工事現場の足場材をアクセントとして配置し、レトロさと、シックで落ち着いた雰囲気を演出しています。
アンティークの蔵戸を開くと、縦長に展開するLDKにつながります。
リビングは構造材を梁として見せることで上部を吹き抜けにし、上階の大きな窓から採光を確保。
光と風が通る、明るい空間となりました。
施主様こだわりのカウンターキッチンです。奥の窓から坪庭を鑑賞できます。
一般的な食器棚は設えず、食器を見せながら収納できる飾り棚を設けることで、圧迫感のない、広々としたキッチンとなりました。
1階の床は、無垢の相生杉をダークブラウンに塗装しています。自然素材の塗り壁と、味のある木材とが和モダンを演出。
天板に再活用したのは、工事現場の足場として使用された木材です。
使い込まれた風合いがステンレス製のキッチンを際立たせます。
自然素材の中で、ひとつだけ質感の異なるステンレスキッチン。
カウンター・食器棚の足場材との対比が美しく、シックな雰囲気です。
コンロの前にはガラスの透明パーテーションを設け、デザインを損ねずに、油はねや料理の匂いに配慮しています。
正面に見えるのは2階への階段。家族のコミュニケーションを大切にするため、2階に上がる時はLDKを通る動線になっています。
縁なし畳とデザイン性の高い桐の製作建具、間接照明を採用した、モダンな雰囲気の和室。 落ち着いた空間とするために、あえて大きな開口は設けず、地窓と高窓から柔らかい光を取り入れています。
広々とした2階ホールは、昼間は大きな窓から明るい光が差し込み、夜間は間接照明が穏やかに天井を照らします。 吹き抜けを通じて1階リビングと繋がっているため、上下階でお互いの雰囲気を緩やかに感じる事ができます。
本棚に囲まれた扉は、実はトイレ。天井いっぱいに本棚を設置することでトイレの存在感を消し、ワークスペースと共にライブラリーのような空間に。
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