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case.75 静岡県菊川市 N様邸

キューブ型の外観がスマートな、お母様と娘さんご夫婦が住まわれるお住まいです。内製化の強みを活かし、設計施工だけではなく大工によるウォールデコレーション、家具・カーテン類のご紹介など、新生活をトータルにご提案させて頂きました。 居心地の良いリビングと、様々な用途で使えるテラスが特徴的なお住まいです。




シンプルなキューブ型に、所々面を刻んでデザイン性をアップした外観。 白の塗り壁と木目調のサイディングで二色に貼り分けています。 お住まいの前に鍵盤のように並んでいるのは、4台分の駐車スペース(タイヤを乗せるスペース)です。


白い塗り壁は、近くで見ると均一ではない、手作業ならではのニュアンスや温かみが残ってます。
リビングと繋がるウッドデッキは、旦那様のご希望で設けた寛ぎの空間。
また、奥様のご趣味であるガーデニングを楽しむ空間でもあります。
お庭には、ご家族のお名前にちなみ"桂"の木を植えました。



エントランスには、奥様からご提供頂いたレトロな照明を設置。
照明を付けると雰囲気が一変します。
エントランスに併設した広々としたウォークインシューズクローゼットは、玄関を通らずに靴の履き替えができるので便利です。



ご家族が集まるリビング。床板は無垢の板をエボニー色で塗装し、落ち着いた雰囲気で纏めています。
ウッドデッキに繋がる窓には、カーテンではなくバーチカルブラインドをご提案。カーテンに比べてスッキリし、細かい調光が可能です。
テレビ台の後ろには、大工作の手によるウォールデコレーションを採用。木タイルを貼り、空間に変化を作り出しました。



家具の木部は床材に合わせてウォルナット無垢、材の変更が出来ないものは、ウォルナット色に統一しています。
細長いリビングで圧迫感を与えずに寛げるよう、
Quito(キト)製の小ぶりな3シーターソファ「CALOTE」と、シングルソファ「PURAHA」をご提案させて頂きました。
「CALOTE」は背もたれが高く、ネックラインまでゆったりと受け止めてくれます。
「PURAHA」の張り地はショップで奥様が一目ぼれしたオレンジ色の生地で作成しました。
サイドテーブルもQuito製です。


リビングと繋がる和室は、畳の周りをフラットにしてLDKの床と連続させ、更に天井を繋げることで、LDKとの一体感を生み出しました。
襖や障子の枠の見付は出来る限り薄くし、シャープな印象に仕上げています。



約6帖の広さがあるテラスはお住まいの特徴のひとつ。個室同士の緩衝空間としての役割を果たし、世帯ごとのプライバシーを確保できるよう、提案させて頂きました。
奥行きがあるため、トップライトを設けて奥までしっかり光を取り入れるようにしています。
トップライトには屋根がかかっているため、天候に左右されることなく、色々な使い道が想定できます。

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